読書記録「科学的に証明された自律神経を整える習慣」
Table of Contents
はじめに
夏休みに入って最初に読了した一冊目です.僕は昨年から自律神経失調症なので,改善の助けになればと思い読みました. 各章で最も気になったことや,忘れないでおこうと思ったことだけ書こうかなと. 既に実践してるものもありましたが,全体的に自分の生活を見直すいいきっかけになりました.
自律神経の状態を知る
本書ではまず,自分の自律神経の状態をチェックして4つのタイプに分類する診断テストがありました. 実際にやってみたところ,僕は『交感神経も副交感神経も低いぐったり無気力型』でした.
1章
SNS依存症
僕はドパガキである. 起床後はTwitter(新 X)のスクロールから始めYoutube Shorts,Instagramのリール,この3つを周回するところから1日は始まる. これらは頭を空にして見ているつもりだが無意識のうちに自分と他者を比べ,コンプレックスや引け目を感じさせられていたのだろう. 厄介なことに,ツイートや動画の内容は一切覚えていないがストレスだけが身体に蓄積されていっている. 自分は進んでツイートやストーリーを上げることは少なく,いわゆる見る専(ROM専)であり自己顕示欲や承認欲求からSNSをやっているわけではないと思い込んでいた. しかし,それらの欲がない人がSNSをやる理由はなんなのだろうか. 自分は今まで情報収集と言い訳をしながらSNSを見ていたが,心の底では炎上しているひとをみて優越感に浸りたかったり,自分より不幸せな人を見て安心したかったのだろうか. そのような投稿ばかり目にしていると必然的にストレスが溜まっていく. 一刻も早くドパガキを卒業することが症状改善の一手なのかもしれない.
2章
サウナと自律神経
サウナは自律神経の調整にいいらしい. 正気か? と僕は思った. 90度近い灼熱の密室に身体を押し込み,限界を迎えたところで今度は15度の冷水にダイブする.あんなものは,ただでさえ脆弱な僕の自律神経に対するテロ以外の何物でもない. これまで僕は,サウナを愛好する者たちを,「合法的に脳内麻薬を分泌させて喜んでいるだけの変人たち」と内心見下していた. 健康な肉体を持つ者だけが許される,極端な温度差を使ったマゾヒスティックな娯楽.それがサウナだと. しかしを本書を読み,調べてみたところ誤解は次々と打ち砕かれていった. どうやら,あの過酷な温度変化は,血管の収縮と拡張を強制的に引き起こすための「筋トレ」のようなものらしい.極限状態に身体を置くことで,交感神経を強制的にフル稼働させ,その後の休憩で副交感神経を急激に優位にさせる.つまり,暴走して言うことを聞かなくなった自律神経のシステムを,物理的な負荷によって「強制再起動」する行為らしい.
たしかに理にかなっている. 科学にこうまで論理的に説明されてしまっては,これまでサウナーたちに浴びせていた冷ややかな視線を反省し,彼らの知恵を借りる時が来たようだ. 「ととのう」という寿命の前借りのような行為を卑下していた自分が馬鹿だった. 夏休み中に一度はサウナに行って効果を実感してみたいと思う. まず,他人と風呂に入る行為が苦手な僕は1人で入れるサウナを探す必要があるのだが.
3章
腸内環境をととのえるということ
サウナで整える以外にも腸内環境を整えることでも自律神経は整うらしい. 自律神経を調べる過程で「腸は第二の脳である」などという怪しいことが書かれていたが,それだけ腸は自律神経と深い関わりがあるらしい. 腸内の細菌は約2キログラムあるらしい.自分の体重が約50kgなので僕の腸内には体重の約4%分の細菌がいるということになる. そして腸内には微生物たちの生態系が広がっていた.
僕がこれまで抱いていた腸内環境のイメージはすこぶる単純だった.「善玉菌=ヒーロー」「悪玉菌=絶対悪」.要するに,善玉菌という正義の味方が悪玉菌という悪党を討伐すればすべてが解決する.と信じ込んでいた. しかし驚くべきことに,悪玉菌はただの「排除すべき悪」ではなかった. 彼らは肉類などのタンパク質を分解する役割を担っており,一定数はいなければ困る「必要悪」なのだという. 善玉菌が優位な状態をキープしつつ,悪玉菌と日和見菌のバランスを整えることこそが重要なのだと. ここで「日和見菌(ひよもりきん)」とは何かというと.こいつらは腸内細菌の約7割という圧倒的過半数を占めているくせに,独自の主義主張を一切持たない.善玉菌が優勢になれば善玉菌の味方をし,悪玉菌が勢力を伸ばせばコロッと寝返って悪事を働くという. なんだその日和見主義を体現したような名前は. だが詰まるところ町内のこれらの金のバランスが重要だということに気づかされた.
これまでの僕の食生活といえば,「昼にバーガーキングをドカ食いし,おやつにモスのバーガーを挟み,夜はマックでフィニッシュする」という,ファストフード界のグランドスラムを達成するような暴挙を平気で繰り広げていた 僕の腸内では,過剰に送り込まれた脂質と肉の塊によって悪玉菌が大フィーバーを起こし,7割の日和見菌たちが「悪玉菌様万歳!」と雪崩を打って寝返り,わずかな善玉菌たちが涙目で鎮圧されている……そんな地獄絵図が日常茶飯事で行われていたのだろう.
そろそろ,このクソみたいな食生活を改め,真面目に「菌活」なるものに取り組まねばならない.
自分が食べるべきものはTwitterで紹介されているシソにポテチをまいたものやバレリーナの夜食(ヨーグルトとフルーツだからギリセーフ?)とかではなくて,善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維や,生きた菌を直接取り込む発酵食品なのだ.SNSのタイムラインに流れてくる「合法的に脳をバグらせる背徳レシピ」に心を奪われている場合ではないのだろう.
4章
自律神経を整える生活習慣
呼吸法を意識するだけでも自律神経は整うらしい. 本書では,「3秒吸って6秒吐く」という呼吸法が紹介されていた.特に緊張する場面では腕を組みこの呼吸法をすると良いらしい.
朝日を浴びるや,適度な運動,入浴など生活習慣を整えることで自律神経は整う.様々な実践法が書かれているが内容全てをまとめるのは.法律的にもあまりよろしくないと思われるのでここまでにしておく.